性別適合手術を受けるかどうか迷っている。あるいは受けたいのだけど怖くて躊躇している。
そんな人はぜひ読んでほしい、自分なりの性別適合手術を受けたい動機を綴ります。きっと前へ進めます。読み物です。
日常的な違和感の解消
これが聞こえはよく説明しやすい表向きの理由としてよく使う理由です。抽象的には、男性器の存在感を感じると違和感がある・嫌というのが主な理由です。具体的に違和感を覚えるときは
- 睾丸がこりっとずれる事により存在を感じた時
- 脱衣した時うっかり鏡で直視してしまった時
- いわゆる、ちんポジがずれてしまった時
- 裸で寝たいのに男性器を感じるからそうできない時
- 何も身に着けず裸で歩いた時、男性器が揺れて違和感が爆発した時
等々。洋服を着ていれば男性器は、ショーツで下向きになるように押さえつけるように履くことで存在感を感じることなく、スキニーパンツを履いても目立たせることなく生活することができます。ただ、それでも違和感を覚えるシーンはまだまだある。だからそれを減らしたくて、性別適合手術受けたい。
…というところで普通は終わらせるはずのものですが、終わらせません。この章だけではただの上澄みの綺麗な話でしかないので。
そのような上澄みの話はほかのトランスブログでもたくさん語られていると思います。だから、このブログではもう少し先まで進んで書きます。
性的な満足を得るため
MTFがする性別適合手術では造膣をするかしないか選ぶことができます。詳しくはこの資料ページを参照してください。
自分はどちらにしようか迷っていました。自分はレズビアンです。男性は正直恋愛的には好きになれない。
だから、造膣をしても使わないのではないかという思いがありました。また術後毎日行うダイレーションを継続できるのか、そこまでして維持するべきものなのか。そこから迷いがあったのです。
でも…
造膣有りで性別適合手術を受ければ全てを終わらせられるのに、造膣をしなければ恋人とラブラブデートの末にベットインした時に、こうじゃなかったはずなのにと不如意を感じるだろうと思います。今は。それを感じることは相手の性別に依存しません。自分はそう思います。
もちろん性器を使うだけがセックスをする方法ではないです。今までの自分はそうしてきました。でも、できないことで不如意を感じることはもう、したくない。なぜなら、造膣すればそれを回避することができるのだから。
そして膣は恋人とセックスをする時に使うだけではなく、一人の時もオナニーをしたい時にも使います。ここ大事。すごく大事。テストに出るよー
恋人居ないし今後もできないだろうからからいいや、ってそこだけの話じゃないのだよって。そこが一番言いたかった。
まとめ
ノンセクシャルなひとなら造膣無しで一択だと思いますが、そうじゃない人で若い人は特に造膣したほうが後悔は少ないと思います。なぜなら、多くの人にとっては性が切り離せない事象のはずだからです。
人生、楽しもうよ。