こんにちは、「んふーされました」改め「餅屋ぷれ子(@predator_chan)」と申します。昔、ダイヤモンドを「炭素の塊」と評したことを酷く後悔しています。
さて、今回は「MTFとクレジットカードの話」。
社会に出るとクレジットカードを作ることもありますよね。クレジットカードのポイント還元を活用すれば、現金払いよりも少しだけ効率的にお金を貯めることもでき、持っていると便利な存在です。
が、MTFにとってクレジットカードは結構厄介な問題が生じるかもしれません。
今回は体験談なども挙げながら、MTFがクレジットカードとどのように付き合っていくか、を紹介したく思うわけです。
目次
MTFがクレジットカードで抱えるであろう問題点
いっぱいありますね!
- 見た目は女性なのに、カード名は男性のままである
- カード会社から電話がかかってきたときに、性別を間違えられる
- 氏名や戸籍を変更するとカードの登録名も変更しなければいけない
- 困窮してしまい、カードを過剰に使ってしまう(この話はここでは述べない)
こんな感じでしょうか。
見た目の性別とカードの名前の性別が違う
ホルモン移行期によくある話として、見た目の性別とカードの名前の性別が違う問題に直面するかもしれません。利用時に「本当にあなたのカードですか?」と咎められるかもしれません。
が、結論から述べると、この問題は結構大丈夫。
というのも、筆者は過去x年間も男性名のまま、クレジットカードを使ってきましたから(笑)ほら、そこ「パス度が低い」とか言わない!
実際のところ、クレジットカードの領収書にサインをしない場合は、カードの名義と実際の名前が違っていてもなんとかなります。今まで何か言われたことは一度もありません。
一方、サインを求められた場合には、必然的に男性名でサインすることになりますので、図太い神経をお持ちなら大丈夫です(笑)
カード会社から電話がかかってきて性別を間違えられる
こちらは声パスとの兼ね合い。
一番厄介なのは、戸籍も氏名も女性に変えてしまった後なのに、声パスできないこと。電話越しに「本当に本人なのか」と何度も確認されることになります(経験ありw)。
声のパス度は戸籍変更前にレベルを高めておいたほうが良いです。
新規申し込み時は特に注意
カードの継続利用者ならともかく、新規発行時の本人確認で声パスに失敗すると、カードの発行は見送られるかもしれません。というのも、「申し込み内容は女性名で、戸籍も女性、でも電話の主は明らかに男性」って、疑問に思われてもしかたないですよね。
「声パスが難しい」と感じている方は、男性名で戸籍が男性のうちにクレジットカードを取得したほうが良いと思います。
氏名や戸籍を変更するとカードの登録名も変更しなければいけない
男性時代にクレジットカードを発行した場合には、当然カードも男性名で発行されますし、クレジットカード会社の登録情報も男性のままです。そのため、氏名や戸籍の性別を変更すると、クレジットカードの登録情報の変更も必要になります。
餅屋もクレジットカードの登録情報を男性から女性に変更した経験がありますが、その際には裁判所から発行された「(戸籍変更を認める)審判書」をクレジットカード会社に送ってやりました。
餅屋の場合は、戸籍の氏名と性別を一緒に変更したので、クレジットカードも氏名変更に伴って性別も変更しています。先行して氏名だけ変更している場合には、性別変更の手続きは各カード会社に聞いてみてください。
ちなみに、クレジットカードの銀行引き落とし口座は、クレジットカード情報と同じ名義の口座を利用します。そのため、クレジットカードの登録名義を変更する前に、名義変更済みの銀行口座が必要です。
一番伝えたいのは「声パス」頑張ろうってこと
外見の性別とカードの性別が異なっていても、何も言われないのは先に述べたとおり。なので、MTFがクレジットカードを利用する上で一番問題になるのは声パス。自身のトランスの状況に合わせて声のパス度も高めていかないと、あとあと苦労するかもしれません。
電話の声パスって難しいんですよね。微妙パスの場合、対面だと見た目の補正でパスできるのですが、電話は外見でのごまかしができませんから。
女声の出し方を解説した記事は「女声カテゴリー」から御覧ください。
トランスの費用をクレジットカードで支払うとお得だよ
余談ですが、例えば山梨大学では手術費用をクレジットカードで支払うことができます。仮に200万円のお金をクレジットカードで支払うことができたら、1%のポイント還元でも2万ポイント貰えますよね。
海外のアテンドの場合にはわかりませんが、例えば遠方の病院までの交通費など、カードを利用できる機会はあると思います。
SRS含め、トランスにはどうしてもお金がかかりますから、冒頭で述べたとおりにクレジットカードを活用するときっとお得です。そのあたりは賢く(せこく)活用し、1日も早く望みの生活を手にしたいですね。
amazonを頻繁に使う人は、こちらのamazonマスターカードクラシックを作ることをおすすめします。年会費実質無料、即時審査で対面&電話確認無しですぐ仮カードを発行できますし、amazonのキャンペーンで優遇されることが増えます。あと、amazon内だと年会費実質無料のカードの中ではとてもたかい2%の還元率を誇っています。おすすめです。